フィレンツェの兄貴編

旅にトラブルはつきものである
※ただのオーナーの忘れん坊日記です
特にヨーロッパに行くときは常に周りに目を張って置き引きやスリに警戒してます
実際、同時期にヨーロッパを旅していた友人の家族がパリでスリにあったらしい
本当に頻繁にスリや泥棒は多発しているのがヨーロッパなんです
まず何が起きたかの前に言い訳させてもらいます
その日は相模原から成田
ヘルシンキでトランジットしてパリへ
パリからミラノまで飛行機
ミラノからフィレンツェへ特急列車
約24時間の移動であやうくブラジルまでいけそうな移動距離でした
疲れがMAXで宿に着いたのが現地時間21時を回っていました

フィレンツェ郊外の宿の周りは飲食店がほぼなく、一件だけ徒歩圏内のトラットリアがあり急いで食事に向かうことに
イタリアについて初めてちゃんとしたレストランでの食事で夜遅いこともあり、ポケットに入れて持ち歩いてるM店長のパスポートや財布も私のバックにしまい周囲から見えないように隣の椅子の背もたれにぶら下げておきました
地元民ばかりのトラットリアで観光客はほぼ居ないような雰囲気
サラダとパスタ、テーブルワインを頼みましたがどれも美味しい
飾らない料理だけど味付けや塩加減が絶妙に上手い
フィレンツェにいる間また来たいなぁと思わせるようなお店に満足してお腹も満たしてホテルに戻り、シャワーでもして寝ようと思っていたらふと
まずい、バック忘れた
と急に思い出して(時すでに30分くらい経過)慌ててホテルからトラットリアに向かおうと表に出たら、なんと接客してくれていた兄貴が私のバックを抱えてホテル前でウロウロしてるじゃないですか!
『さっき片付けをしていたらこのバックを見つけたばかりだ。このホテルかなと思って来た 中身は何も見ていないぜ』
みたいなことを言って渡してすぐ帰っていき、私はグラッツェ×100回くらい伝えました
その場で中身を確認してみるとお財布のお金、パスポート、カード全部きれいに揃ってました
旅初日から何をやってるんだと責めるより前に、イタリアでこんな奇跡あるのか?いや無いよな、普通全部山分けされてポイってされて『え?バック?そんなものないぜ』とか言われて終わるよな、やっぱり私はツいてる!(超プラス思考)
こんなこと言うと一緒に行ったM店長に叱られそうですがバック忘れたと思った時点で何故だか絶対にあると思ったんです
大きいショッピングモールでケータイを無くした時も、家の鍵をどこかに落とした時も絶対あると思ってたら返ってきたことがあります
私が常々言っている「思った方向に事が進む」それをまたイタリアで発揮したのです(怒られそう)
初日に起こった奇跡のおかげでその後の旅はトラブルなく過ごせましたとさ